鳥取大学 地(知)の拠点大学による地方創生推進室

 学生による企業訪問レポート:パイオニア精工株式会社

「学生による企業訪問レポート」 ~鳥取県内企業見学シャトル便~
鳥取大学COC+事業推進室では、学生の皆さんが、稼動中の企業を見学し、良く理解することで、今後の学習や職業選択に役立てて頂く事を目的に「県内企業見学シャトル便」を開始致しました(対象~全学年、全学部)。同行した学生から見た、企業の実態およびOBOGからのメッセージを掲載いたします。

訪問日 2017/02/21

○会社概要
設 立  1990年11月14日(資本金30百万円)
従業員数 175名
業 種  プレス加工全般、プレス用金型設計製作、精密板金加工全般他
所 在  本社(姫路市)、鳥取事業所、東京営業所
概 要  同社は、一歩先をいく技術革新と最新鋭の設備導入により、産業分野の核心とも言える金型設計製作・プレス加工の一貫生産体制から、幅広い事業展開をしている。トータルプロデュースすることで、品質、コスト、納期に対応し、また、多品種少量から量産、試作まで対応できる体制である。

○はじめに
・今回、COC+シャトル便として工学部の学生(1年生、3年生、4年生、M1、M2)20名と原准教授(大学院工学研究科)の参加をいただき、バスを利用して同社の鳥取事業所と本社(姫路市)を企業訪問した。

○お話から
・当社製品の材料は全て厳選された材料を国内で調達しており、品質の高さを守っている。
・金型の設計製作では、お客様のニーズに合わせて金型構造も変化させて対応しているが、単に設計図通りの受注では、コストの安い方(海外)に受注が流れてしまうため、お客様からの注文に付加価値を提案することで、新しいものづくりをめざしている。
・最初に訪問した鳥取事業所の工場では最新鋭の機械による量産体制を敷いているが、いずれは本社で行なっている開発、試作品製造の分野も視野に入れているとのことである。
・溶接と言ってもいろいろな方法があり、それぞれの最新鋭の機械での作業は、大変興味深かった。最近では、素材に合わせて強力な接着材での溶接もあり、予想外であった。また溶接した後の溶接部分の汚れを手作業で拭き取っておられ、見た目の美しさも納品時には大切であると聞き、“日本的なこだわり”の大切さを感じることが出来た。
・ワイヤーカット放電加工機を見学した時は分厚い鉄板が、水中で自由自在にワイヤーによりカットされており、その精巧さには驚いた。
・製品までの一貫生産体制を取るものもあり、金融機関用硬貨計算機や医療機関用受付用
機器も生産、当社オリジナル製品である災害時避難用背負子(しょいこ)は姫路市の開発奨励賞を受賞している製品である。
・見学終了後の常務様のお話では、従来は、弱電関係のパーツの金型設計製作が多かったが、今では殆どが自動車関連のパーツの金型設計製作が主流となっているとのこと。今後の展開をお聞きすると、「航空機産業が今、成長分野であり、確実に右肩上がりである。当社単独では航空機の業界に参入するには難しく、もし参入するのであれば、いろいろな業種、会社と組んで複合的に対応していかなければならない」との事であった。
・また鳥取大学との医療用機器の共同研究(口腔内の保清用具に関する研究)や小型風力発電に関する共同研究も行われており、ますますの産学連携の発展を願うところである。

○最後に
・当社は中小企業と言えどもオンリーワンとしての技術を大切にされており、また堪へず革新と一歩進んだものづくりへの当社の熱い思いを感じることが出来た有意義な企業見学であったと思う。
・社員の皆さん、機械を前に立ち仕事で真剣に取組んでおられ、その緊張感がひしひしと伝わってきた。個人個人がそれぞれ持ち場で確実、完璧にこなしていかないと成り立たない仕事であり、「99.9%ではダメで100.0%でなければならない」と言われた事が印象に残っている。


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