鳥取大学 地(知)の拠点大学による地方創生推進室

 学生による企業訪問レポート:JR西日本旅客鉄道(鳥取県岩美町)陸上養殖センター ~“お嬢サバ”稚魚養殖の取組み~

「学生による企業訪問レポート」 ~鳥取県内企業見学シャトル便~
鳥取大学COC+事業推進室では、学生の皆さんが、稼動中の企業を見学し、良く理解することで、今後の学習や職業選択に役立てて頂く事を目的に「県内企業見学シャトル便」を開始致しました(対象~全学年、全学部)。同行した学生から見た、企業の実態を掲載いたします。

訪問日 2017/07/07
訪問者 農学部3年(女子)

○陸上養殖事業の概要
事業開始 2017年6月
事業内容 「お嬢サバ」の養殖・卸売
所在地  鳥取県岩美郡岩美町大谷2182-484(網代漁港内) 
概 要  鳥取県栽培漁業センターが、地下海水を使用して、寄生虫が付きにくく新鮮なまま生で食べられる高付加価値マサバの養殖試験を進めていた所、2015年6月から西日本旅客鉄道会社㈱が加わり、マサバの陸上養殖の採算性等を検証しながら、事業化がスタートした。養殖したマサバにはブランド名「お嬢サバ」と名付け、安心安全な鳥取県発の新たな地域産品を目指している。

○お話から
・訪問した場所は、網代新港の埋め立て地である突堤の一部にあり、中に入るとまず、大きな水槽(50t)が9基、小さな水槽(10t)が4基設置されていた。実際マサバの稚魚が養殖されているのは大きな水槽9基の内、5基の水槽であり、今はマサバの体長は10cm前後であるが、出荷時には大きな水槽9基をフル活用し、体長が25~30cmになるまで育てるとのこと。小さな水槽は出荷用の水槽であり、来年の3月8日(サバの日)に最初の出荷が予定されている。
・現在、マサバの稚魚約6万匹を養殖しているが、水温や酸素供給量、餌の量など、いろいろな問題が発生した場合には、斃死してしまうとのことで、ストレスに弱いマサバ相手に管理の大変さが伺えた。地下10mの海水を汲み上げ、水槽内で水流を起こし、その中で稚魚に餌をやり、酸素や水温、糞除去等、様々な管理をしなければならなく、日々データを取りながら、とても神経を使う仕事であるとのこと。
・訪問した時は、丁度、餌やりの時間であり、学生2人が餌を与えた。稚魚達は食欲旺盛であり、水中で激しくぶつかりながら争って餌を食べていた。今は魚粉をベースにした粒タイプの餌であるが、もう少し大きくなると沖アミと併用して給餌することになる。
・今は稚魚を買い求めて育てている段階だが、技術が進歩すれば卵から稚魚を孵して大きくすることが出来れば、鳥取生まれのブランド化がもっと進むのではと思った。

○最後に
・寄生虫のアニキサスのいない地下海水で育った鳥取県発のマサバは、手塩にかけて育てた箱入り娘との思いを込め“お嬢サバ”として、関西方面へ、一部は海外へも出荷されていくとのこと。雄のマサバを“お嬢サバ”と呼ぶのも愉快であった。
・関西方面では、サバ料理専門店“SABAR”で食することが出来、その刺身の味は美味しいと評判であり、いずれ、今話題のJRトワイライトエクスプレス瑞風の車内レストランでも食す事が出来るだろうとのこと。一番心配であった「地元の料理店でも食せるのか」との問いに、地元鳥取市の一部の料理店でも食すことが出来ると聞き、安心しました。


関連キーワードから他の記事を見つける

Education 教育

カリキュラム・講義科目の紹介

Research 研究

各種研究の報告

Support 就職支援

就職支援に関する情報

Event 講演会・セミナー

参加型イベントの紹介

Pick Up Posts

最近の注目記事トップ10

Keywords

キーワードに関連する記事

一般 全学 医学部 地域学部 学生 工学部 教職員 農学部

ボランティア募集