鳥取大学 地(知)の拠点大学による地方創生推進室

 学生による企業訪問レポート:マルサンアイ鳥取 株式会社

「学生による企業訪問レポート」 ~鳥取県内企業見学シャトル便~
鳥取大学COC+事業推進室では、学生の皆さんが、稼動中の企業を見学し、良く理解することで、今後の学習や職業選択に役立てて頂く事を目的に「県内企業見学シャトル便」を開始致しました(対象~全学年、全学部)。同行した学生から見た、企業の実態を掲載いたします。

訪問日 2017/07/20
作成者 地域学部2年(女子)

○会社概要
設 立  2016年1月(資本金25,000万円)…生産開始2017年6月より 
従業員数 32名(2017.6.1現在)…2022年以降は50~100名体制へ
業 種  豆乳飲料の食品製造
所 在  鳥取県河原町西円通寺字畑ケ中81-1
概 要  同社は愛知県岡崎市に本店を置き、全国的に味噌、豆乳、飲料等の食品製造を手掛けている老舗(1952年創業)のマルサンアイ株式会社が、100%子会社として、2016年に鳥取市に進出した新鋭の企業である。  

○はじめに
・出迎えていただいた兼子社長様は、鳥取工場開設のため、1年前より鳥取市へ単身赴任され、運営に当たっておられる。工場では、品質の安全、安心確保はもとより、工場内の至るところに、工場見学来訪者のための工夫が施されており、子供から高齢者まで安心して見学できるコースとなっている。まだ、生産開始した直後であり、今後、設備の増設や人員の増加と共に増産体制が見込まれるということである。

○お話から
・豆乳の歴史のお話を聞いたところ、1980年代から豆乳飲料が市中に出回る様になり、健康志向の折から、1983年に豆乳飲料の第一次ブームを迎えたとのこと。その後のマーケットは右下がりであったが、2005年に再び豆乳飲料の第二次ブームとなり、いろいろと商品開発が行われ、現在に至っている。親会社であるマルサン㈱は第一次ブームの最中の1985年に豆乳事業へ進出し、社名も現在の社名になったとのことである。
・マルサンアイ鳥取㈱の所在地は鳥取市を流れる千代川の川岸にあり、綺麗な水を必要とする豆乳作りには欠かせない絶好の場所に立地している。敷地面積は約27,000㎡であり、工場の建物は、端から端まで175mもある広大な工場である。正面玄関を入ると最初にビックリしたのは、壁、床、階段が木製であり、一部、鳥取県産材が使用されていて、とても温もりを感じられる造りであること。見学者用の通路には大豆の形をした小物が置いてあったり、掲示板にも、いろいろと遊び心を持った工夫が施されていた。
・ガラス張りの内側にある工場の設備については、機械化が進んでおり、最小限のスタッフで機械操作が行われていた。原料となる大豆は、主にカナダ、日本、中国で管理栽培された大豆であり、その大豆から、現在の設備だと、1時間当たり8,000パック(1ℓ入り)の豆乳を生産する能力があるそうだ。パック組み立てと豆乳の充填作業を同時に行うその工程がとても興味深かった。豆乳は菌に侵され易いため、殺菌後は空気と直接触れぬ様、物凄いスピードで一つのパックが出来上がって行く様子は見物であった。
・ここ鳥取工場では1ℓ入りのパック豆乳のみを生産するとのことだが、全国で販売されているマルサンアイ㈱の商品カタログを見ると、健康志向ブームの到来と共に、様々な豆乳製品のラインナップが揃っている。有機豆乳やコレステロールを下げる効果のある特定保健用食品の国産調整豆乳、カロリーオフやスポーツ向け、お子様向け、豆乳鍋等々、商品の多様化が進んでおり、鳥取のすなば珈琲とコラボした豆乳も発売予定とのことである。

○最後に
・21世紀に大豆が世界で注目され、健康志向の高まりと同時に豆乳市場の成長が見られた。同社は鳥取市の誘致企業でもあるが、災害時に強い事業体制の一環で進出された事や、災害時の飲料水提供を鳥取県や鳥取市と締結しているとお聞きした。風水害が比較的少ない鳥取の地で、今後共、皆から愛される”畑のお乳”と言われる豆乳製品を作り続けて行って欲しいと思います。また、イベント等で豆乳を使った料理教室の開催などあれば、もっと豆乳が私達の身近な存在になるのではと思います。


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