鳥取大学 地(知)の拠点大学による地方創生推進室

 平成28年度活動報告① 地域志向教育研究経費《実践教育活動経費》

鳥取大学では、平成25年度から「地(知)の拠点整備事業・地域志向教育研究経費」として、大学全体の地域志向を踏まえ、教育・研究・社会貢献活動を改善する取り組み・活動を行っている教員への支援を行い、人口減少・高齢化が進む過疎地域や中山間地域を対象に、持続可能な地域づくりのための教育研究活動を進めています。さらに、平成27年度からは「地(知)の拠点整備事業・地域志向教育研究経費」に、【実践教育活動経費】【地域課題研究A(調査型)】【地域課題研究C(発展型)】の3つの区分を設け、多くの研究者による地域の課題解決を目指した取組を実施しています。
ここでは、平成28年度に取り組んだ実践教育活動経費での活動についてご紹介します。

●活動名称/日野町における地域枠医学生と住民の心理的結びつきの醸成と地区介入による地域医療教育
●代表者/朴大昊
●部局名/医学部
●連携自治体/日野町

【活動概要】
 平成28年度入学の医学生5名に対し、入学早期からの密なメンタリングと継続的な教育プログラムを実践しました。4月13日のオリエンテーションから始まり、効果的なプレゼンテーション技法、プロフェッショナリズムや医の倫理、多職種連携教育などをワークショップ形式で学習し、8月23日~24日にかけて日野町黒坂地区で地域体験ツアーを実施しました。このツアーに向けて学生が数ヶ月にわたって自ら考え自ら準備したBLS(一次救命処置)講習を、日野町の2つの小学校で実施しました。また、小学生とのラフティング交流や地域の方とのバーベキュー、公民館への宿泊などを行い、モデル地区である黒坂地区の方々との対話の中で、地域で医療者を育てるにはどのような学生教育を行なっていくべきか、議論を重ねました。秋以降は地域での体験と将来地域で働く自分をイメージしながらより臨床的な診察技法について、通常のカリキュラムより進んだペースで、月に1~2回程度、動画や議論を重ねながら学習を行いました。

活動成果

 計画通り、地域と学生の双方向にとっての結びつき、愛着の醸成を意図とした交流を実施することができました。ただ単に地域に出て交流をするだけでなく、その準備段階に住民と学生が関与することでより深く地域と学生教育について考える場の提供につながりました。今後継続した地域で働く医師としての学びと地域との関わりが学習段階に合わせて発展していくことで、6年間通して卒前の切れ目のないスムーズな地域で働く意思育成につながるとともに、地域の人々の地域の医療を守る手段として医療との関わりを考えるきっかけとなると考えます。学習者である学生からは、「医師の仕事がイメージできて、医学を学ぶモチベーションになった」「入学して議論する場というのがないので、とても勉強になった」「医師のあり方を考えさせてもらった」「今後医師として関わるであろう地域の人と関わることができて貴重だった」「『地域医療』というものを少しでもイメージすることができた」などの感想があり、地域の方からも「是非来年も継続してほしい」などの感想をいただきました。

 

平成28年度 地域志向教育研究事業 成果報告書(p10ー11)

 

町長と夜遅くまで語り合う医学生

 


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