鳥取大学 地(知)の拠点大学による地方創生推進室

 平成28年度活動報告⑥ 地域志向教育研究経費《地域課題研究A(調査型)》

鳥取大学では、平成25年度から「地(知)の拠点整備事業・地域志向教育研究経費」として、大学全体の地域志向を踏まえ、教育・研究・社会貢献活動を改善する取り組み・活動を行っている教員への支援を行い、人口減少・高齢化が進む過疎地域や中山間地域を対象に、持続可能な地域づくりのための教育研究活動を進めています。さらに、平成27年度からは「地(知)の拠点整備事業・地域志向教育研究経費」に、【実践教育活動経費】【地域課題研究A(調査型)】【地域課題研究C(発展型)】の3つの区分を設け、多くの研究者による地域の課題解決を目指した取組を実施しています。
ここでは、平成28年度に取り組んだ地域課題研究A(調査型)での活動についてご紹介します。

●研究名称/南部町・鳥取大学連携事業 米の食味向上に関する調査研究 ~良食味米生産に向けた水田土壌特性評価~
●代表者/山本定博
●部局名/農学部
●連携自治体/南部町

【研究概要】
 中山間地域に立地する南部町では、農家経済を向上させ地域の水田農業を維持・発展させるために、生産物の差別化を図り、有利な価格で販売する方策を確立することが喫緊の課題となっています。その手段として、低環境負荷型稲作への転換と良食味米生産による高付加価値販売に取り組もうとしています。
 しかし、良食味米生産技術は体系化されておらず、その支援が鳥取大学に求められ、平成28年度、南部町の水稲生産圃場の土壌特性とコメの品質との関係を調査し、良食味米生産圃場の土壌条件を明らかにすることを目的として事業を実施しました。
 まず、南部町の水田土壌の特性を明らかにするために、町内北部の法勝寺川、小松谷川流域に広がる水田57圃場の作土を作付け前に調査・採取し、鉱物学的特性、化学的特性、養分保持特性、肥沃度等について総合的な分析・解析を行いました。次いで、コメ試料の食味特性を調べ、土壌特性との関連性を解析しました。

研究成果

 収量と食味値には負の相関関係があり、高収量と高食味には両立の困難性が認められました。

 コメの収量と土壌特性には有意な関係性は認められませんでしたが、食味値は土壌特性と次の関連性が認められました。

 高食味値の圃場は、作土層が厚く、養分保持能が高い傾向が認められました(広範囲から根が養分を吸収できる)。また、土壌の養分含有率が低く(無色鉱物に富む)、長期間無機化できる地力窒素に富む傾向にありました。

 逆に、低食味値圃場は、礫や粗い砂に富む粗粒土壌で、養分保持能が低い傾向にありました。

 


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