鳥取大学 地(知)の拠点大学による地方創生推進室

 平成28年度活動報告③ 地域志向教育研究経費《地域課題研究A(調査型)》

鳥取大学では、平成25年度から「地(知)の拠点整備事業・地域志向教育研究経費」として、大学全体の地域志向を踏まえ、教育・研究・社会貢献活動を改善する取り組み・活動を行っている教員への支援を行い、人口減少・高齢化が進む過疎地域や中山間地域を対象に、持続可能な地域づくりのための教育研究活動を進めています。さらに、平成27年度からは「地(知)の拠点整備事業・地域志向教育研究経費」に、【実践教育活動経費】【地域課題研究A(調査型)】【地域課題研究C(発展型)】の3つの区分を設け、多くの研究者による地域の課題解決を目指した取組を実施しています。
ここでは、平成28年度に取り組んだ地域課題研究A(調査型)での活動についてご紹介します。

●研究名称/解決志向アプローチによる地域の保健医療福祉システムの組織開発
●代表者/井上和興
●部局名/医学部
●連携自治体/日野町

【研究概要】
 アルコール依存症への短期療法から開発された解決志向アプローチ(以下SFA)を地域包括ケアシステムの組織開発に応用することを目指しています。SFAを応用することで、地域包括ケアで直面する課題を解決・地域の強みに焦点を当て、最短距離で解決に結び付けることができると考えています。まず、地域へのSFAの浸透のため、平成28年度は平成29年1月16日に『日野町地域ケアチーム ソリューションフォーカス研修会』という題目で、ソリューションフォーカス・ラーニングディレクターの藤沢さつき氏をお呼びし、地域包括ケアに関わるいろいろな専門職を対象に研修会を行いました。SFAの哲学、フレームワーク、基本スキルをワークを通しながら学び、最後に自分たちの現在の対人援助にどう活きるのかを共有して会を終了しました。

研究成果

 今回の研修でのアンケート結果で、SFAは住民さん・患者さんの対人援助、自身の専門性の内省、他の職種への理解のスキルアップなどに有効なツールである可能性が示唆されました。その一方で、SFAと地域包括ケアシステムの組織開発の関連性が若干見出しにくいという課題も抽出されました。

 平成29年度は、日野町だけではなく、日野郡内で地域包括ケアに関わっている専門職を対象に、地域包括ケアの方向性を検討するワークショップを開催します。このワークショップに、SFAの概念を取り入れ、多職種連携・地域包括ケアなどへのさらなる応用を検討していく予定としています。

 

平成28年度 地域志向教育研究事業 成果報告書(p28ー29)

 


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