鳥取大学 地(知)の拠点大学による地方創生推進室

 学生による企業訪問レポート:安田精工㈱②

「学生による企業訪問レポート」 ~鳥取県内企業見学シャトル便~
 鳥取大学COC+事業推進室では、学生の皆さんが、稼動中の企業を見学し、良く理解することで、今後の学習や職業選択に役立てて頂く事を目的に「県内企業見学シャトル便」を開始致しました(対象~全学年、全学部)。同行した学生から見た、企業の実態を掲載いたします。
 今回は、「ビジネスプラン入門」(担当:産学・地域連携推進機構清水先生)の授業の1コマである工場見学に、COC+企業見学シャトル便として同行させていただいたもの。

訪問日 2017/09/13
編集者 工学部3年

〇はじめに
 最初は、安田社長様に直々に金型の説明をいただき、その後は安田常務様に詳しく工場内を案内いただき、最後は安田会長様も同席いただき大歓迎を頂いた。現在、従来からの駐車場跡地に新工場を建設中であり、今年12月に完成とのこと。その時にはまた工場見学させていただきたい。

〇お話から
 まず、安田社長から金型とは、という質問が出され皆それぞれに答えていた。あらゆる工作機械は金型の組み合わせで動いており、金型は工作機械の母であり、いわば縁の下の力持ち。そのため金型業界は、マザーインダストリーと呼ばれているとのこと。最初金型とはどういうものか分らなく、昔ながらの職人さんのイメージであったが、今回の金型企業の訪問で金型の業界概要を理解することが出来た。
 かつて金型産業は日本の専売特許であったが、3D(3次元)プリンターの出現により一時は海外勢に押され気味であったが、日本で作られる金型の仕上げの細やかさは不動のものであり、顧客からの注文が再び増加しているとのこと。金型作りには細かなルールがあり、顧客からの細やかな注文の3次元図面を分かり易く2次元の図面におとして引ける事が当社ないし、日本の持ち味であり、顧客からの図面の変更にも即座に対応できる事が強みであるとのこと。欧州ではドイツ、スイス、スペイン、ポルトガル、そして米国の外国勢が今、技術的に日本と拮抗しているとのこと。
 工場見学では、ありとあらゆる金型のサンプルがあり、プレス機で型が切断された後、いろいろな角度から、その材質にあった圧力で形が作られていく様子に驚いた。また、機械の殆どが自動化されていているが、そのプログラムを設計する部署、いわば心臓部では鳥大OBの方々が活躍されている。
 様々な金型が、物にもよるが1秒単位で製作されている説明を聞き、少しの歪みも許されない厳しさも感じた。私たちの身の回りにある携帯電話や家電製品、自動車や厨房製品等々の工業製品の殆どが、この金型で外形が作られているといっても過言ではないだろう。

〇最後に
 同社は、鳥大OBの方々も多く、設計の中核を担っているとのことで頼もしかった。また取扱う金型の種類が多く、IT技術によって管理されており、海外で作ることの出来ない金型もあり、日本の技術力があるからこそ製造できることや、製作されている金型は時代時代によって変わってきており、乗り遅れないことが大切であると感じた。

企業情報

企業名 安田精工㈱
企業概要 設   立  1967年2月(資本金3,000万円)  
従業員数  60名
業   種  精密プレス金型・プラスチック射出成型用金型の設計、製造
所   在  鳥取市南栄町15-4
概   要  同社は、鳥取市で今年創業50周年を迎える金型の総合メーカーであり、大阪にも1工場ある。自動車関連部品、空調/家電/厨房製品など様々な金型を設計から製造までトータルに手掛け、現在17カ国の企業に納入しているとのこと。経済産業省がITの利用活用に積極的に取り組む企業を顕彰する2017年の「攻めのIT経営中小企業百選」に山陰企業から唯一選ばれた企業でもある。

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