鳥取大学 地(知)の拠点大学による地方創生推進室

 学生による企業訪問レポート:日中東北物産有限会社

「学生による企業訪問レポート」 ~鳥取県内企業見学シャトル便~
鳥取大学COC+事業推進室では、学生の皆さんが、稼動中の企業を見学し、良く理解することで、今後の学習や職業選択に役立てて頂く事を目的に「県内企業見学シャトル便」を開始致しました(対象~全学年、全学部)。同行した学生から見た、企業の実態を掲載いたします。

訪問日2017/11/24
作成者 農学部2年(男子)

〇はじめに
 今回の訪問先は会社(本社)ではなく、実際の現場である鳥取港の一号岸壁に接岸された貨物船から、2,700tの融雪剤の陸揚げ作業を見学させていただいた。中国の山東省で製造された融雪剤4,500tが船積みされ、鳥取県境港港で1,800tが陸揚げされた後、鳥取港へ入ってきたものであり、寒風の中、ダイナミックな陸揚げ作業を見学後、一号上屋の事務所で、近藤社長様の熱いビジネスに賭けるお話を直接聞くことが出来た。

〇お話から
 同社は、「Think Globally,Act Locally」を掲げて、国際的な経済及び人的交流による新たな産業の構築の実現を目指す会社である。お話をお聞きしていて、「これだけ国際的に開かれた会社は数少ない」ということが分かるだけの実績を持つ会社だった。
 一般的な商社のビジネスは仲介業である。しかし、当社は、自社で貨物の積み下ろしから運搬までを一貫して物流を担うことで、利益率を徹底的に追及しているそうだ。そのため、営業部門はもとより、自前の運送部門、特殊な貨物や大型貨物の倉庫を持ち、物流コストを削減している。
 また、大手から自社シェアを防衛するために、製品や流通に関連する商標や特許を多数保持しており、また、大手に対抗できる商品の開拓に余念がない。取り扱う商品も前述の商品以外にもトレーラーハウス、災害用品、化学原料、リサイクル品等である。
 人的交流も国内外の大学(島根大学等)と連携しながら交流があり、こうした人脈ネットもビジネスの拡大に奏功している。今年4月には鳥取大学の中国からの女子留学生も就職しており、近藤社長は今後英語圏へのビジネス展開も構想されている。
 社員は8名と多くはないが、社員にいろいろな資格を取得させ、近藤社長は「社員を3年で一人前に育て上げる」と語っておられる。会社をそれぞれの部門で独立させ、グループ化し、そこに社員を経営者として配置している。社員が独立し経営にも参画できることから、今後、将来的にも非常に濃厚な学びができる会社であることが伺えた。

〇最後に
 鳥取の地にありながら、国際総合商社として地盤を築いた当社は、次の一手として農業の6次産業化に着手する予定だそうだ。その一端として、今年12月にオープンする「ハヤブサLab.」(鳥取県八頭郡八頭町)にもオフィスを構え、農業の6次産業化への布石を着実に進められている。私は、鳥取県にこのようなグローバル企業があることに驚くと共に、近藤社長の既存のビジネスに執着しないスタンスと熱い思いが、リアルに感じられる魅力いっぱいの企業見学でした。 

日中東北物産株式会社

企業情報

企業名 日中東北物産有限会社
企業概要 設   立 1995年5月1日(資本金2,000万円)
従業員数 8名
業   種  国際総合商社
所   在 鳥取市河原町佐貫109-1(本社)
概   要 鳥取市河原町に本社を置く国際総合商社であり、主に中国からコンテナハウス、融雪剤、製品等々を輸入し、県産材等を輸出している。同社は、環日本海の物流を目指して積極的に対岸諸国と人的、物流交流を促進し、環日本海地域の発展と繁栄を目指す企業である。

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