鳥取大学 地(知)の拠点大学による地方創生推進室

 平成28年度活動報告⑬ 地域志向教育研究経費《実践教育活動経費》

鳥取大学では、平成25年度から「地(知)の拠点整備事業・地域志向教育研究経費」として、大学全体の地域志向を踏まえ、教育・研究・社会貢献活動を改善する取り組み・活動を行っている教員への支援を行い、人口減少・高齢化が進む過疎地域や中山間地域を対象に、持続可能な地域づくりのための教育研究活動を進めています。さらに、平成27年度からは「地(知)の拠点整備事業・地域志向教育研究経費」に、【実践教育活動経費】【地域課題研究A(調査型)】【地域課題研究C(発展型)】の3つの区分を設け、多くの研究者による地域の課題解決を目指した取組を実施しています。
ここでは、平成28年度に取り組んだ実践教育活動経費での活動についてご紹介します。

●活動名称/地域在住高齢者の認知症予防活動への参加による医学生の地域実践教育
●代表者/天野宏紀
●部局名/医学部
●連携自治体/琴浦町

【活動概要】
 医学部医学科4年生「社会医学チュートリアル実習」の高齢者保健班の学生9名に対して、地域とのつながりを常に重視することのできる医師を目指すきっかけとなることを目的として、琴浦町の地域高齢者を対象とした認知症予防活動の現場を体験し、地域での認知症予防対策について学ぶ機会を提供する地域実践教育を実施しました。はじめに琴浦町での現地踏査(町の認知症予防対策の概要と町内の民間医療福祉施設の見学)を行いました。その後、琴浦町の認知症予防活動のひとつである「介護予防教室」に5月から10月まで合計4回参加し、教室参加者との交流、アンケートの実施とその集計結果報告会を行いました。また、琴浦町の他の認知症予防活動(認知症カフェ、もの忘れ相談)にも参加し、もの忘れ相談では認知症専門医の診察見学・インタビューを行いました。さらに、介護予防教室の参加体験を踏まえて琴浦町役場スタッフとのミーティングを実施しました。

活動成果

 学生たちは、現地踏査によって地域住民の高齢化による認知症の発症リスクの高まりを実感し、地域在住高齢者やその家族、町のかかりつけ医、医療福祉スタッフ、保健福祉行政スタッフ等関係者との連携による地域ぐるみでの認知症予防活動の重要性を理解することができたと考えます。また、アンケート結果及び実際に教室に参加した体験から、いくつかの疑問点を琴浦町役場スタッフへ質問し、回答を得ることで、教室の課題抽出と原因究明及びその改善策の検討を行い、地域課題解決への関心を高める機会を得ることができました。さらに、認知症専門医の診察見学・インタビューから、認知症の人を早期に診断することの重要性を認識し、地域における認知症予防対策を推進するうえで必要不可欠な認知症専門医の将来にわたる確保が課題となっている現状を知ることで、地域とのつながりを常に重視することのできる医師の必要性を認識する貴重な機会になったと考えます。

 

平成28年度 地域志向教育研究事業 成果報告書(p14ー15)

 


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