鳥取大学 地(知)の拠点大学による地方創生推進室

 地域就業論 講義録③(株式会社アクシス)

講義科目

講義概要

 鳥取大学では県内産業界への理解促進と職業意識の醸成を狙いとして「地域就業論」を開講しています。
 本講座では地元産業界からリレー形式で講師を招き、各業界の現状やこれからの方向性(ビジョン)のほか、その業界で働くためにはどのような能力や姿勢が必要か等についてお話いただきました。

 12月20(木)は株式会社アクシス 代表取締役社長 坂本 哲氏にお越しいただきました。

会社名

株式会社アクシス

学生へのメッセージ

 弊社は、創業26年目を迎え、従業員数は134名となっており、鳥取県の中では、規模の大きいIT企業となっている。設立の目的は、「地域情報化の担い手となること」、「Uターン人材の受け皿となること」、「地域の活性化に貢献すること」であり、地域に根付いた企業でありたいと考えている。
 事業内容は、システム開発を中心として、ITソリューションの提供やWebサイトの製作など幅広い。県内企業の仕事もしているが、首都圏の仕事を鳥取に持ちかえるニアショア開発にも力をいれており、実はアクシスの売上の約8割が県外からとなっている。大手飲料メーカーのキャンペーンサイト制作や、大手建設企業の社内システム保守を鳥取で行っている。首都圏の仕事を鳥取で行うことで、鳥取に仕事と労働力をふやし、設立目的でもある地域活性化につなげたい。

 

 私自身は、鳥取県出身ではなく、24歳から東京で別の会社を経営しており、父親が鳥取で経営していたアクシスを継承するため、6年前に家族と共に鳥取へ移住をした。鳥取には働く企業がない、会社も遊ぶ場所もない、何もないとよく言われた。実際に働いてみると何もないことはなく、社員数も6年で3倍近くになり、売上も利益も増えた。鳥取であってもやり方次第で社員も売上も利益も増やせる。社員や売上が伸びた理由としては、新人教育に力を入れている点がある。アクシスではかなりの経費を投じて、自社内のITスクールで1年間もの新人研修を行っており、一からITを学び稼げるエンジニアにする仕組みをつくっている。また研修中では半年間のオンライン英会話と1か月の語学留学を行っており、外国の企業とも対等に仕事ができるようになってもらいたいとも考えている。会社は人材を育てることが大切で、教育することで社員も辞めずに人が増えていく。

 現在、他数社と共同出資をして廃校となった小学校を活用した隼ラボという施設を運営している。経営はきつく、なかなか運営していくのは大変ではあるが、シェアオフィスには14社が入っており、満員状態。全国でも成功モデルとして取上げてもらうことがある。全校生徒30数名だった小学校に、オープン時には2000人、年間30,000人もの来客がある。 

 

東京や大阪には何でもあり、企業もたくさんある。ただ輝いてみえる企業は数%しかなく、実際には母数の大きさで数が多く魅力的にみえるだけだ。また逆手に取れば、鳥取は母数が少ないので目立つことも行いやすい。鳥取でも工夫次第で首都圏と同じような仕事ができる。受け身にならず、何もないと嘆くだけではなく、前向きに鳥取で働くことを考えてほしい。

 

 

■株式会社アクシス
住所  〒680-0846 鳥取市扇町7番地 鳥取フコク生命駅前ビル7F
代表者   代表取締役 坂本 哲
従業員数 134名(平成31年2月現在)
業種    システム開発事業、ITソリューション事業、Webデザイン事業、ニアショア開発事業、ITスクール事業
会社HP  https://www.t-axis.co.jp/

 


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