鳥取大学 地(知)の拠点大学による地方創生推進室

 地域就業論 講義録⑥(株式会社さんれいフーズ)

講義科目

講義概要

 鳥取大学では県内産業界への理解促進と職業観・就業意識の醸成を狙いとして「地域就業論」を開講しています。
 本講座では地元産業界からリレー形式で講師を招き、各業界の現状やこれからの方向性(ビジョン)のほか、その業界で働くためにはどのような能力や姿勢が必要か等についてお話いただきました。

 1月17日(木)は株式会社さんれいフーズ 常務取締役経営企画室長兼人事管掌 畠山 広幸氏にお越しいただきました。

会社名

株式会社さんれいフーズ

学生へのメッセージ

  ◎「地方こそ若者が活躍できる場がある!」

 

 皆さんは卒業後にどのように生きようと思うのか。大事なことは、社会に出てから、自立した大人としてどう生きるのか、ということ。最近の若者の意識調査によると「出世して高い地位につきたい」は5割、「自分の趣味を楽しんで暮らしたい」が9割、「暮らしは人並みでも、安定した仕事をしたい」が8割。ワークよりライフの充実感や安定感を求める傾向がある。

 

 私は米子市出身で、米子には何もないと思っていた。親からも離れたいとも思っていた。高校卒業後は都会の大学へ進学し、有名企業に勤めることが人生の成功だと思っていた。運よく銀座に本社を持つ有名大企業に就職できた。バブル期で、「24時間働けますか?」という言葉が流行していた。満員電車で通勤し、人混みの中をぶつからず歩くことに慣れ、ブランド品を身に着け、友人や取引先とおしゃれなレストランで食事をした。気楽な独り身、それらが十分に楽しかった。人生が順風満帆だった。
 結婚し家族が増えた。自分の好き勝手な生き方はできなくなる。働き方も変わってくる。生きる目的や幸せを感じる基準も変わってきた。大企業でバリバリ働き高い給料をもらい、大都会の中心で生きることが、本当に幸せな生き方なのか?自分にとって、何を大事にしなければならないか?何が幸せなのだろうか?

 

 28歳になり、お産を控えた妻を連れて米子の実家にUターンした。
 実家と同じ町内にあった今の会社に転職した。職種や業種を選ぶ理由もなく、どのみちゼロからのやり直しと覚悟し、何でもやらせてほしいと面接でお願いをして、採用してもらった。
 通勤が楽なのは想像以上に快適な働き方。10分で帰宅でき、子供と遊べる、一緒にご飯が食べられる、日曜になると近所の公園で遊べるなど楽しかった。

 

 都会と地方、大企業と中小企業、色々な比較はある。収入は減っても、家族といる時間が増えた。幸せな生き方だと思う。
 自立した大人として、誰を、どこで、どうやって幸せにするかを考えて欲しい。田舎はブルーオーシャンで競争は少なく、地元の小さなトップになればいい。就職は出発点、ゴールではない。

 

 

■株式会社 さんれいフーズ
住所  〒683-8506 鳥取県米子市旗ヶ崎2147
代表者   代表取締役会長兼社長 並河 勉
従業員数  296名 平成30年6月31日現在
業種    冷凍食品及び業務用総合食品の販売
会社HP  http://www.sanrei-foods.co.jp/

 


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